台北から南に向かう列車は市街地の地下区間を抜けると、右手に広大な車両基地が有ります。そこが樹林調車場です。「調車場」とは日本で言う「運転区」。台北から東へ向かう列車をメインに一日百本以上にも及ぶ列車が行き交います。花蓮まで電化された現在、電気車、ディーゼル車、客車と様々な種類の列車が集結し、台湾鐵路の賑わいを垣間見る事が出来ます。
樹林調車場は1998年、板橋駅の地下移転によりそれまで板橋にあった車両基地を丸ごと移転してきました。台北から花蓮、台東に向かう優等列車から台北近郊の通勤電車までを一手に引き受ける大規模車両基地として欠かせない存在になっています。
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