EMU100は西部幹線電化完成の1979年、台湾初の電車特急として英国GEC社5両1ユニットで登場しました。吊り掛け駆動、1M4TというヨーロッパらしいEMUの形態を持ち、最高速度120Km/hの俊足で台湾の看板列車として2006年現在も12ユニット60両が活躍中です。 更には2003年の宜蘭〜北迴線電化時には花蓮にまで足を伸ばしました。しかし、2005年頃からは故障が多くなり、補機の連結を余儀なくされた時期も多くありました。現在は2ユニット併結の10両編成で、松山〜嘉義の自強号を中心に運用されています。
(左上)台湾高鐵の高架をバックに台北を目指す。 樹林〜板橋間 (右上)桃園駅を通過。望遠で捕らえるとサイドに特急らしい窓並びを感じます。 (左下)近代的な地下駅の板橋駅を発車。 (右下)新しくなった七堵駅でE300の貨物と共に待機中。EMU100は全車両が七堵に所属しており、松山発着の列車はここまで回送し、折り返し準備をします。
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