「韓国」ソウルメトロ・地下鉄3号線にイソウロウ〜第一部 都心を抜ける〜
↑3号線は都心を目指すソウル市民の大切な足。今日も多くの乗客が利用します。
ソウルメトロ管轄の地下鉄3号線はソウル北西部と南東部の住宅地から江北・江南の都心を斜めにアクセスする路線です。「3号線にイソウロウ」第1部では3号線の起点駅、紙「木丑」駅からソウル江北の玉水までをイソウロウします。沿線は坂の多い住宅地から始まり景福宮・独立門等の歴史的な旧跡を経由し、鐘路、乙支路と都心へと入ります。
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駅名/Station
乗換/Transfer
紙[木丑]Jichuk
※一山線(韓国鉄道公社・KORAIL管轄)と直通運転
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舊把撥Gupabal
大化駅を出発した一山線の3251列車は、紙[木丑]駅で運転士さんを交代し、すぐに出発します。列車は右に大きくカーブし、地下区間が始まります。この時点で高陽市からソウル特別市恩平区へと入ります。(7,8,9番)最初の停車駅、舊把撥駅に到着。紙[木丑]基地の入出庫列車はこの駅を始終着とします。
列車は舊把撥を出発し順調に走ります。雨のソウル市内も地下区間はいたって快適に走ります。(7〜9番) 滑り込むようにヨンシンネ駅に到着
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ヨンシンネYeonsinnae
都市鉄道公社 6号線
鷹岩・合井・孔徳 方面
SMRT LINE 6
for Eungam・Hapjeong・Gongdeok
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仏光Bulgwang
トッパウィ・ヨンシンネ 方面
for Dokbawi・Yeonsinnae
ヨンシンネ駅と仏光駅はソウル6号線終端のループ区間を跨ぐように走ります。
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碌[石番]Nokbeon
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弘済Hongje
列車はソウル北西の住宅地の地下を走ります。この辺りから車内も混雑して行きます。
ちょっと寄り道して駅の風景を垣間見ます。ソウルの住宅地にある典型的な地下鉄駅風景です。(右上) 駅の階段を出たところでは野菜が売られています。街は新しくなれど、いかにもソウルらしい風景は健在です。
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母岳チェMuakjae
列車の風景に戻ります。弘済駅を出発した列車は対向式ホームの母岳チェ駅に到着。
列車は快適に走りソウルの都心へと入ります。
トンネルが広くなると独立門駅隣接の列車留置線横を通過します。水西方面から独立門駅終着の列車はここに引き上げて転線します。(1番) 韓国の地下鉄留置線の終端には保線用の車両が留置され、限られたスペースを有効に利用しています。
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独立門Dongnimmun
独立門駅に到着。まさにその名のとおり韓国の国旗をあしらった壁の模様が目を引きます。
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景福宮Gyeongbokgung
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安国Anguk
列車は日本でも有名な景福宮駅、安国駅へと停車します。この辺りからは乗り降りが激しくなります。
安国駅を発車した列車は東から南へ進路を変えるため、急カーブを走ります。ATCは40Km/h信号が出ていますが、速度制限は30Km/h。甲高いフランジ音を響かせてゆっくりと走り抜けます。ほぼ直角に進路を変えた列車は1号線、5号線との乗換駅、鐘路3街駅に到着します。
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鐘路3街Jongno 3(sam)-ga
ソウルメトロ 1号線
鐘閣・市庁・ソウル駅 方面東大門・清涼里 方面
Seoul Metro LINE 1
for Jonggak・City Hall・Seoul sta. Dongdaemun・Cheongnyangni
都市鉄道公社 5号線
麻浦・金浦空港 方面往十里・江東 方面
SMRT LINE 5
for Mapo・Gimpo Int'l AirportWangsimni・Gangdong
3号線のターミナル駅の1つ、鐘路3街駅。交通の要衝だけに駅は混雑し、多くの乗り降りがあります。(右上) 鐘路3街駅の乗り換え通路には動く歩道が設置されています。
鐘路3街駅出発
多くの乗降客のあった鐘路3街駅を出発。ソウル都心の地下を走ります。次は2号線との接続駅、乙支路3街駅です。
列車は乙支路3街駅に到着します。ここは3号線で初めてスクリーンドアが設置された駅です。停止位置に近づくと前方には支援モニターが見えて来ました。
列車は所定位置目指して停止します。支援モニターの表示が列車の位置を伝え刻々変わる中、一発ブレーキでピッタリ0M位置に停車。普段は何気なく思える電車の停車シーンでありながら、運転室から見ていると、その技術は素晴らしいの一言に尽きます。
(解説)支援モニターの動作
基本構成
列車進入
停止位置未達・ドア開不可(-3M〜-800mm)
停止位置良好・ドア開可(-400mm〜+400mm)
位置表示部
距離表示部
上に列車の位置、下にその距離が表示されます。
進入
-7M
列車進入時(停止位置まで残り7M時)
未達
-800
停止位置接近・未達(停止位置まで残り800mm時)
良好
+100
停止位置良好(停止位置誤差+100mm時)
停止位置超過・ドア開不可(+800mm〜+1M)
ドア開・客扱い中出発不可
戸閉め完了出発可
点検モード
超過
+1M
停止位置超過(超過距離1M時)
0
ドア開状態(停止位置誤差無し時)
-200
ドア閉状態(停止位置誤差-200mm時)
(位置表示)
点検
各所点検時に使用する画面
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乙支路3街Euljiro 3(sam)-ga
ソウルメトロ 2号線
市庁・合井・新道林 方面東大門運動場・聖水・蚕室 方面
Seoul Metro LINE 2
for City Hall・Hapjeong・Sindorim Dongdaemun Stadium・Seongsu・Jamsil
ドアが開き客扱いを行います。乙支路3街駅は2号線ホームもスクリーンドアが設置されています。
参照ページ地下鉄2号線にイソウロウ
ブザー音と共にホームドアと列車のドアが同時に閉まり、乙支路3街駅を出発します。
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忠武路Chungmuro
ソウルメトロ 4号線
明洞・三角地・舎堂 方面東大門・倉洞・タンコゲ 方面
Seoul Metro LINE 4
for Myeong-dong・Samgakji・Sadang Dongdaemun・Chang-dong・Danggogael
列車は4号線との接続駅、忠武路駅に到着します。乗降客の多い都心の接続駅が続きます。(下段中) 4号線のKORAIL所属車は最近水色を基調にした新塗色に塗り替えられています。ちなみに韓国のマニアの間では「ソーダ味VVVF」と呼ばれます(^_^)
忠武路を発車した列車は広く取られた複線のトンネルを走ります。
線路の先に左側に折れる単線の線路が出てきました。これは4号線との連絡線です。3〜4号線の連絡線は、紙[木丑]基地で重整備を受ける4号線車両の回送や、3号線・盆唐線の車両搬入にも使用されます。
解説
3〜4号連絡線は大きく円を描くように連結します。
*新車搬入時の経路*車両工場新昌原・儀旺など↓京釜線↓衿井↓果川線・4号線↓4号線/忠武路↓連絡線↓3号線/忠武路↓紙[木丑]車両基地
※果川線開業前は京釜線〜鷺梁津〜(龍山三角線)〜二村〜(京元線)〜倉洞〜(連結線)〜4号線倉洞基地〜(4号線)〜忠武路〜(連絡線)〜3号線と搬入されました。
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東大入口Dongguk Univ.
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薬水Yaksu
梨泰院・三角地・孔徳 方面東廟アプ・石渓・烽火山 方面
for Itaewon・Samgakji・GongdeokDongmyo・Seokgye・Bonghwasan
連絡線と分かれた列車は南下し、東大入口、6号線乗り換えの薬水へと停車します。(3番) 東大入口駅。日本人的には東大(東京大学)!?ですが、ソウルの東大は「東国大学」です^^;
列車は薬水駅を出発。留置線を横切り金湖駅へと差し掛かります。
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金湖Geumho
金湖駅を出発して列車は地上区間に入ります。漢江の畔にある駅、玉水駅から鉄橋で漢江を越えるため、地下から地上3階まで一気に高度を上げてゆきます。
地上に出ると外は相変わらずの雨模様です。線路の先には玉水駅が見えてきました。
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玉水Oksu
韓国鉄道公社龍山〜徳沼電鉄線
二村・龍山 方面往十里・清涼里・徳沼 方面
KORAIL Yongsan-Deokso Line
for Ichon・YongsanWangsimni・Cheongnyangni・Deokso
大化行きの列車と入れ替わりに玉水駅のホームに入ります。
かくして我々の乗った3251列車は玉水駅に停車。次はいよいよ漢江を越え、もうひとつの都心、江南地区を目指します。
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